| タロットカードによるWEB占い診断 |
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タロットカードの世界へようこそ。
今回タバサは、「II THE HIGH PRIESTESS(女教皇)」の宇宙を訪ねてみました。
湖の女神
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小さな村の深い森の奥に、鏡のように湖面が輝く、澄みきった湖がありました。その湖はどんな嵐の日でも、輝く湖面はざわめくことはなく、いつも静かな神秘の湖でした。
この湖には古くからの言い伝えがありました。
「湖のほとりに、ブルーのベールに包まれた一人の女神が静かに座っていて、真実を知りたい!と心から願う者だけがこの女神に会うことができる。そして、この女神に会うことができた者は真理を知り、心安らかに暮らすことができる」と伝えられていました。
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幼い頃にその伝説を聞いていたタバサは、ある日どうしても女神に会いたいと思いました。この前の新月の晩から、タバサの心の中に不思議な思いが湧き出していたのです。
降るような星空を見上げていると心が震え、抜けるような青空を見ているとフワリと飛んで行きたい、そんな思いがこみ上げて来ていました。そして、満月を迎える頃になると、その思いはもう抑えることが出来ないくらい胸の中いっぱいになっていたのです。
「この不思議な思いは、一体どこから来るのかしら?女神に会ってその答えをどうしても知りたい。」上弦の三日月の晩、ついにタバサは気持ちを決めました。一人で女神に会いに行こうと。
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翌朝、明けの明星が瞬きだした頃に、タバサは誰にも気づかれないように家を抜け出して、一人で深い森に向かって旅立ちました。
森の入り口に立つと、小鳥たちがタバサを呼んでいるように聞こえます。タバサは小鳥たちの声に導かれて、森の中に入って行きました。
どちらから来たのか判らないくらい歩き続けました。森はどんどん深くなり、小鳥たちの声はいつしか聞こえなくなっていました。そして、あたりはまだ夜が明けていないように暗くなってきました。
「あぁ、どうしても女神に会いたい」そう思ったその時、目の前に青い光の世界がパーッと広がりました。そして、ずっと前からそこに居たように、淡いブルーのベールに包まれた、若い女の人が静かに座っています。
「女神さまだ」直感でタバサにはわかりました。心がときめきました。
そして、勇気を出して女神の顔を見つめました。
女神は心の中を見抜くようなするどい視線で、静かに座ったまま何も語ってくれません。
しかし、タバサがじっと女神の目を見つめていると、澄んだ静かな声が心の中に響いてきました。その声は、女神の声でした。
「あなたの背中には小さな羽根があります。それはまだほんとに小さい。でも、あなたがその羽根の存在を自らのうちに気づくことができれば、やがて心の宇宙を自由自在に飛び回ることが出来るようになるでしょう。目に見えぬものでも確かに存在することを知るために、あなたを育む大きな生命の世界と宇宙を営んでいる見えざる存在の真理を学びなさい」その声を聞いた瞬間、タバサの心の中で小さく何かが弾けました。
すると、タバサの体はフワリと空間に浮かび上がりました。そして湖も森も、タバサと一体になったのです。そして次の瞬間、タバサにはあの不思議な思いがどこからやって来たのか、はっきりとメッセージを感じとることができたのです。
女神は、静かにタバサを見つめてくれていました。
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「さあ、行きなさい。森の精」
女神の声に見送られて、タバサは森の木々の間を軽やかな足取りで抜けて行きます。何だかうれしくて、とってもうれしくて今まで体験したことのないウキウキした気持ちで森の外に出ました。
「見えないけれど、大きな存在…!」とタバサは心の中でつぶやくと、朝の空気を大きく深呼吸して、村へ帰って行きます。
タバサには、空がいつもより澄みわたって感じられました。そして、背中にある小さな羽根を、陽射しが穏やかに照らしてくれて、キラキラ輝いているのがわかりました。
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| タバサは女神に会ってからは、心の震える降るような星空や、抜けるような青空を見ていると、ほんの少しだけれどフワリと飛べるようになっていました。
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さて次回、タバサはどんなカードの宇宙を旅するのでしょうか?おたのしみに!
また、いつでもタロットカードの世界に遊びに来てくださいね。
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